接続詞や副詞などは、ただ単に文と文のつながりを示すだけでなく、「重要な箇所」の目印にもなります。この他にも、文章中の需要な目印となる箇所を「ラベル」と考えて、以下に示します。
重要ラベル一覧
方法論の確立に迷う人は、「区別」「因果」「定義」「統括」のラベルに○をつけてみましょう。 ただし、本当は「自分だけのやり方」があったほうがよいので、多くのトレーニングの末に、「自分のチェックの仕方」を確立させていきましょう。
a.区別
何かと何かが区別されているところは、区別を意識して読みましょう。細かく分ければ以下のとおりです。
逆接
しかし だが けれど なのに
対比
逆に ではなく 一方
比較
より むしろ
整理
第一に~ 第二に~
b.因果
前提的な表現や、理由を示す ため から によって により ~することで
c.定義
とは というのは ~を~と呼ぶ
d.統括
つまり すなわち
~のだ ~わけだ ~ということだ (前文に対する後置説明)
e.まとめ
したがって 要するに このように そういった
f.例示や比喩の直前直後
~のような ~のように たとえば~
g.繰り返される端的な表現
(熟語やカタカナ語)
h.強調表現
実は こそ 最も 必要 必然 自明
ⅰ.主張そのもの
~すべきである ~に違いない ~と考える
j.主観的表現
(本音である可能性が高く、重要である)
~ではないか ~であろう ~であるだろう ~ではなかろうか
~と思う ~と思われる