読解 「差別はいけない」とみんないうけれど。⑧段落~⑫段落 おさらい〈第①段落〉~〈第⑦段落〉の内容は、概ね次のようなものでした。近代の法制度(刑法)においては、「行為者(加害者)」の側の「意図のある/なし」や「未来予見性のある/なし」などによって、「責任の有無」や「罰則」が決められていた。しかし、... 2024.06.25 読解
読解 「差別はいけない」とみんな言うけれど。①~⑦ ①段落第①段落の内容について、少し補足をしておきましょう。近代的な法は「自律」的な「個人」を前提にしている。「自律」とは、「自分を律すること」を意味します。つまり、「自分のことを自分で決める」ことを「自律」といいます。対義語は「他律」です。... 2024.06.15 読解
読解 差別⑥⑦段落 「差別」の話の「第4回」になります。今日は〈⑥段落〉の後半と〈⑦段落〉について考えていきましょう。⑥段落(後半)「足の痛み」には、肉体的苦痛だけではなく精神的苦痛、社会的・経済的な不利益もふくまれる。また、行為者のアイデンティティ(日本人、... 2024.06.14 読解
読解 世紀末の思想 入試過去問演習その③です。問1(1)偶然(2)滑(3)故障(4)観念(5)埋問2a 猶予はない正解は「ウ」の「先延ばしできない」になります。b なくもがな正解は「エ」の「ないほうがよい」になります。古文では、「終助詞」の「もがな」「もがも」... 2024.06.12 読解
読解 差別④⑤⑥段落 「差別」の講義の「第3回」になります。④段落「足を踏んだ者には、踏まれた者の痛みがわからない」という言葉を取り上げてみよう。ここでは差別は「足を踏む」という行為に喩えられている。「足を踏む」ことはしばしば不注意や偶然によるものである。たとえ... 2024.06.10 読解
読解 名づけの精神史 問1① 端的② 即興③ 示唆④ 越境⑤ 遮断問2 最大のポイントは「所与」という語です。漢文には「為 A 所 B 」という構文がありまして、「AのBする所と為る」と書き下します。訳は「AによってBされる」となります。Bのところに「与」があ... 2024.06.07 読解
読解 「解答」の考え方(記述) 記述問題について現代文の解答は、まずは「記述」の考えが基本になります。選択肢問題であっても、まずは「書くならどうすべきか」という観点が重要になります。どんな問題でも、まずは「記述問題の解答姿勢」がベースになると考えましょう。記述問題の解答姿... 2024.06.05 読解
読解 差別②③段落 第①段落のおさらい「差別の話」の第②③段落の補足です。先に①段落のおさらいをしておきましょう。そこでは、近代的な方は、自律的な個人を前提にしている。と述べられていました。「自律的な個人」というのは、「自分で行動を決めて、自分をコントロールす... 2024.06.04 読解
読解 「文化が違う」とは何を意味するのか。 問1 傍線部①~⑤のカタカナを漢字で記せ。① 含意② 奉納③ 過言④ 彼我⑤ 抹消①の「含意(がんい)」ということばは、耳慣れないかもしれませんが、評論ではよく出てきます。意味は「表面に現れない意味を含みもつこと」です。本文には、「アメリカ... 2024.05.29 読解