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完璧而帰

和氏の璧「和氏くわしの璧へき」という物体が出てきますので、それについて見ておきましょう。「楚」の国にいた卞和(べんか)という男が、山中で玉の原石を見つけました。それを楚の厲王に献上しましたが、鑑定人がただの石だと言ったので、厲王は怒り、卞和...
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「差別はいけない」とみんないうけれど。⑧段落~⑫段落 

おさらい〈第①段落〉~〈第⑦段落〉の内容は、概ね次のようなものでした。近代の法制度(刑法)においては、「行為者(加害者)」の側の「意図のある/なし」や「未来予見性のある/なし」などによって、「責任の有無」や「罰則」が決められていた。しかし、...
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ことばトレーニング②

次の「詩」と「鑑賞文」を読んで、後の問いに答えよ。詩「馬と暴動」 石原吉郎 われらのうちを 二頭の馬がはしるとき 二頭の間隙を 一頭の馬がはしる われらが暴動におもむくとき われらは その 一頭の馬とともにはしる われらと暴動におもむくのは...
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「差別はいけない」とみんな言うけれど。①~⑦

①段落第①段落の内容について、少し補足をしておきましょう。近代的な法は「自律」的な「個人」を前提にしている。「自律」とは、「自分を律すること」を意味します。つまり、「自分のことを自分で決める」ことを「自律」といいます。対義語は「他律」です。...
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差別⑥⑦段落

「差別」の話の「第4回」になります。今日は〈⑥段落〉の後半と〈⑦段落〉について考えていきましょう。⑥段落(後半)「足の痛み」には、肉体的苦痛だけではなく精神的苦痛、社会的・経済的な不利益もふくまれる。また、行為者のアイデンティティ(日本人、...
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世紀末の思想 

入試過去問演習その③です。問1(1)偶然(2)滑(3)故障(4)観念(5)埋問2a 猶予はない正解は「ウ」の「先延ばしできない」になります。b なくもがな正解は「エ」の「ないほうがよい」になります。古文では、「終助詞」の「もがな」「もがも」...
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差別④⑤⑥段落

「差別」の講義の「第3回」になります。④段落「足を踏んだ者には、踏まれた者の痛みがわからない」という言葉を取り上げてみよう。ここでは差別は「足を踏む」という行為に喩えられている。「足を踏む」ことはしばしば不注意や偶然によるものである。たとえ...
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名づけの精神史

問1① 端的② 即興③ 示唆④ 越境⑤ 遮断問2  最大のポイントは「所与」という語です。漢文には「為 A 所 B 」という構文がありまして、「AのBする所と為る」と書き下します。訳は「AによってBされる」となります。Bのところに「与」があ...
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「解答」の考え方(選択肢)

選択肢問題について選択肢問題も「よい記述答案」を選ぶつもりで解きましょう。記述についてはこちらをどうぞ。選択肢問題というものは、根本的に「記述問題の代わり・・・・・・・・」に出題されています。そのため、「記述問題ならどう答えるか」という観点...
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「解答」の考え方(記述)

記述問題について現代文の解答は、まずは「記述」の考えが基本になります。選択肢問題であっても、まずは「書くならどうすべきか」という観点が重要になります。どんな問題でも、まずは「記述問題の解答姿勢」がベースになると考えましょう。記述問題の解答姿...